歌をデザインしたら、超エモいテーマソング「マエソン」ができた件
こんにちは、前田デザイン室24期のさおりです! 前田デザイン室と言えば、本やパンツ、缶バッジ、ぬいぐるみなどプロダクト制作をすることが多かったのですが、今回は……
歌を作りました!
オンラインコミュニティは数多くあれど、オリジナルソングまであるコミュニティは珍しいのではないでしょうか? まずは、完成した歌「マエソン」こと前デSongをお聞きください!
♬ Play music ♬
歌詞カード、用語解説はこちら。
始まりは突然に
マエソンプロジェクトが始まったきっかけは、前田さんの「歌を作らない?」という一言。前田デザイン室の合宿で、みんなで歌いたいとのことでした。
(前田デザイン室内での前田さんの投稿より)
しかし、この提案があったのは合宿の11日前。タイトなスケジュールのもと、プロジェクトがスタートしました。
制作コアメンバーはこの3名
前デsongの制作は、
作曲 shinobuさん
作詞 ビッグサンさん
アレンジ・ミックス のざかゆきこさん
が担当し、前田デザイン室のメンバーが歌うことになりました。(※ミックス…各パートの音量や音質などの細かい調整作業のこと)
制作期間は11日!
合宿まで日がない中、全ての作業が急ピッチで進んで行きました。
曲は、シンガーソングライターとしての活動歴があるshinobuさんに作ってもらうことに。KANさんの『愛は勝つ』のような、心に響く曲を作って欲しいという前田さんのリクエストをもとに、まずは曲が完成しました!
(実はゆきこさんとビッグサンさんも曲を作って持ち寄ったとのこと!今回のコンセプトに合う曲ということで、shinobuさんの曲が選ばれたそうです。)
歌詞は前田デザイン室のメンバーからキーワードを募集し、初めて作詞に挑戦するビッグサンさんが曲に当てはめていく形で制作が進行しました。
デモ音源が出来た翌日には、なんと歌詞のたたき台が完成!
その後、前田さんから10回以上のフィードバックを経て、作詞開始からたった2日で歌詞が完成しました。
そして、サウンドクリエイターとしてお仕事をされているのざかゆきこさんが曲のアレンジ、ミックスを行い、合宿で歌うためのカラオケ音源が完成しました!
そして合宿当日
2019年岐阜で開催されたGIF合宿にて、みんなで歌った動画がこちら。
なんだか温かい気持ちになります。
とにかく曲を完成させたい!
合宿後、前デSongのフルコーラスを完成させるべく、マエソンプロジェクトが再びスタートします。
(前田デザイン室内でのゆきこさんの投稿より)
フルコーラスの制作にあたり、クラウドファンディングをしたり、動画やCDを作ってはどうかなど、たくさんのアイデアが出ました。しかし、マエソンプロジェクトメンバーの目標は、
とにかく曲を完成させること!
でした。いろんなアイデアを持ちかけてくれるのはありがたいけれど、欲張りすぎて曲の制作をやり切れなくなることは避けたい。この思いは、プロジェクトのスタートから曲の完成まで揺らぐことはありませんでした。
フルコーラスの制作は、他のプロジェクトと並行して進んでいきました。忙しくてプロジェクトがしばらく止まっていると、ゆきこさんが声掛けをしてミーティングをする、という流れで、少しずつ制作は進行していきました。
2番の歌詞を作ったり、間奏を追加したり、ギターを弾ける人を募集して音を入れてもらったり…。前デメンバーに歌を録音してもらうために、iPhoneなどで使えるGarageBandでの録音方法を説明する会なども開催されました。
そして、プロジェクトが再スタートしてから9か月後、とうとう前デSongのフルコーラスが完成しました。
制作を終えて
Shinobuさんは、自分なりの解釈で自由に作った曲だったので不安な部分もあったけど、みんなにすんなり受け入れてもらえてとても嬉しかったこと。
ビッグサンさんは、メロディに合わせて韻を踏みながら言葉をあてはめたり、前デらしいけど内輪になりすぎない歌詞を試行錯誤して作ったのが楽しかったこと。
ゆきこさんは、普段の仕事は効果音の制作なので作曲やDTMからは長年離れていたけど、マエソンをきっかけにまた音楽をやりたいという気持ちになったこと。※DTM(Desk Top Music)…パソコンを使用した音楽制作のこと
それぞれのメンバーが、マエソンプロジェクトを通してとても良い思い出が出来たと感じられたようでした。
少ないメンバーで長期間プロジェクトに取り組むことになり、苦しいことや大変なことも少なくなかったそう。前田デザイン室はデザインを学びたくて集まった人が多いコミュニティなので、音楽制作に興味はあっても深入りしづらいプロジェクトだったのかもしれません。
それでも、フルコーラスを完成させた3人のみなさんが、マエソンプロジェクトをこのメンバーで完走できてよかったと笑顔で語っていたのがとても印象的でした。
マエソンプロジェクトの魅力
なにかプロジェクトに取り組むとき、あれもこれもと欲張りたくなるものです。しかしオンラインコミュニティというゆるい縛りの中であまり欲張りすぎると、プロジェクト自体が頓挫してしまいかねません。
今回のマエソンプロジェクトの真の魅力は、「曲を完成させる」という目標をブレずにやり切ったこと、そして目標に向かってメンバー内で価値観をしっかりと共有できていたことではないかと、インタビューを通して感じました。
マエソンチームのみなさん、本当におつかれさまでした!!
仕事じゃできないものづくりを一緒にしませんか?