「2種類のコミュニケーション」を楽しもう!
みなさんこんばんは! 前田デザイン室 週刊NEWSのお時間です。
今週はコミュマネチームの三浦が担当します。
梅雨時期に入り、じめじめした季節になりましたね。
テレワークが一般化して、「自宅で仕事ができる日」が増えてきているとはいえ、出社日に雨が重なるとやはりたいへん。
その点、「オンラインでいつでもやり取りができるコミュニティ」は、天気など関係なく活動できるのですごくいいですよね。世の中の会社一般も早くそうならないかしら…。
なお、近畿~東海~関東といったエリアの梅雨明けは7月19日ごろのようです。まだ1か月弱あるのでちょっと気がめいりますが、頑張って梅雨時期を乗り越えて、夏をエンジョイしましょう!
それでは、今週のイベントリストからご紹介。
今週のイベントリスト
「ワザプリ」「タイポ展」「ぴまずん」といった、プロジェクトの定例的な会議に交じって、「部カツ」「アトリエゲーム実況」といったゆるっとした目的の集まりも開催されていますね。
■「打ち合わせ」と「交流」
前田デザイン室のように、プロジェクトを通じてプロダクトを世に出していく活動をしているコミュニティにおいて、「打ち合わせ」は大切です。これがないと、プロジェクトが前に進みません。
でも、円滑にプロジェクトを進めるためには、「打ち合わせ」だけだと実は足りなくて、メンバー同士の「交流を目的とした集まり」も重要になってきます。
※プロジェクトによっては、「”打ち合わせ”だけど気軽に参加できるよ!」とうたっているものもありますね。皆さん工夫していらっしゃいます。
■2種類のコミュニケーション
たまにNEWSで取り上げるので、お読みになったこともいらっしゃるかと思うのですが、起業家のけんすうさんがこちらの記事で、コミュニケーションを2種類に分類しています。
■コミュニケーションの種類
記事内からけんすうさんの発言を一部引用させていただきます。
先ほど話題に挙げた「プロジェクトの打ち合わせ」がパケット型のコミュニケーションにあたります。ゴールとスケジュールを定め、そこに向かっていくために、情報をやり取りしていくようなタイプで、プロジェクト遂行のために必要になってくるコミュニケーションです。
そして、メンバー同士の「交流を目的とした集まり」というのが、グルーミング型のコミュニケーションになります。お互いが安心しあう関係を作るために、コミュニケーションそのものを目的とするやり取りです。
■グルーミングでよい関係をつくり、チームでプロジェクトを進める
前田デザイン室の各プロジェクトは、仕事ではない「自主的な取り組み」です。誰かの強制ではなく、自らの「やりたい気持ち」が重要になります。
仕事とは違い、強制力がありませんので、各メンバーに取り組みへのモチベーションを保ってもらうためには「楽しく活動できる環境」をつくることが大切です。
それを実現するために、メンバー同士がお互いのことをよく知り、フォローしあえる雰囲気を作る。つまり、「楽しく進めることができる状態」をつくることがプロジェクト成功のための重要なカギとなります。(そこから生まれるのが前デ名物の「ヘルピング」の文化です)
グルーミング(日頃からのちょっとしたやり取り)を重ね、いざという時のために、メンバー同士のつながりを醸成しておくわけです。
誰しも、「面識の薄いよく知らない人」よりは、「普段から会話をしていて人となりをよく知っている人」のほうが助けたくなりますよね。つまりはそういうことなんです。
■「ただ集まって雑談」はハードルが高い。おかずが必要。
オンラインコミュニティを運営している方はよくご存じかと思うのですが、実は、ただ「雑談しましょう!」と言って集まるのは、けっこう難易度が高いんです。(参加するからには「話さなくちゃいけない」というハードルが生まれる)
そこにゲームを持ち込んで、目線をちょっとずらすことで「ゲームを見ながら安心して雑談ができる」という環境を用意するわけです。そうすると、ゲームを見てるだけでもいいし、ふとしたことから発生した話題(雑談)に参加してもいいし、ということで心理的安全性が生まれます。
先ほど取り上げたけんすうさんのnoteにも、この話題を取り扱った話があります。
また一部を引用させていただきますね。
このように、オンラインでのコミュニケーションツールとして、「ゲーム配信」がおすすめされてます。
冒頭で取り上げた「アトリエゲーム実況」を主宰してくれているミッチーに「なんでゲーム実況をえらんだの?」というのを聞いたことはないのですが、「日常のコミュニケーション」を大切にしている彼だからこそ、おそらくこういったことを意識してやってくれているんじゃないかなと思ってます。
「誰かと話してみたいけど、雑談はちょっと苦手」という方は、まずはこういった「おかず」のあるオンラインの集まりに参加してみてはいかがでしょう。
そこから少しずつやり取りを重ねることで、プロジェクトに顔を出したり、オフラインイベントに参加したりということがやりやすくなると思いますよ!
運営チームからのコメント
◆運営リーダー ミッチーさん
こんばんは。今週のNEWSは三浦さんが執筆、これは有料noteなのでは…と思うレベルで学びが深くて感嘆しました。
僕が主催したアトリエゲーム実況(アトリエ = 前デメンバー専用Zoom)についても言及してくださっていますが、無意識でやっていたことの意図が言語化されていたり、こういう効果もあったのか〜!という発見だらけでした、すごい!
あと、僕が大事にしたことは「のってみる」と「やってみる」です。
アトリエで数人の方と雑談していたらゲームの話題になり、「ここ(アトリエ)でゲーム実況やったらどう?」とパスをもらったので、じゃあやってみるか!と話に「のってみました」。それから、こういう機材とツールがあればZoomにゲーム画面を映して音声も共有できるのか、と調べて実際に「やってみました」。
面白そうな話があったらのっかって、アイデアだけで終わらせずに雑でもいいから
やってみる。それがテンポ良くできた楽しいイベントでした♪ 遊びに来てくださったみなさんありがとうございました。またやります!
◆テルさん
(いつにも増して真面目な話なので、一旦飛ばすの推奨です汗)
媒介物・ゼルダと聞いて活動理論(activity theory)を思い出しました。
教育やマネジメントの分野で時々取りあげられる話で、ざっくり言うと「間に何か物があることで、ひとりで頑張る時よりも成長できるよね」的な理論です。りーさんやみっちーさんのイベントや、三浦さんの仰る「おかずが必要」は正にそれだ!と頭の中の理論と現実が繋がった気がしました。
※ 参考サイトです。ややこしい内容になりますので、余裕のある方のみよろしければ↓
https://www.ogis-ri.co.jp/column/kr/450.html
…で、理論の内容ではなく、そこで使われる図式がちょっと気になりまして。リンク先を見た人はわかると思いますが、ちょうど「あれの形」ですよね。僕はいつ見ても「あれ」にしか見えなくて笑
….さて、理論の紹介だけだとつまらないと思いますので、ちょっと前デにあるものを色々思い浮かべてみてください。何がありますでしょうか。それら「あの形」に当てはめてみるのは、面白いかも知れないです。
今回三浦さんが紹介してくださった「イベント」や「おかず」、他にも前デの「モットー」、「自分」や「プロジェクトチーム」などを当てはめてみる。そうすうると、いい感じにそれぞれの関係性が整理されるかも。
そして、ちょうど明日は定例会。
定例会に参加してみて、もし自分の気持ちや感覚に変化があった時には、「あの形」に当てはめて自分と前デとの関係性について分析してみるのも….マニアックな方におすすめです笑
なお僕は、ティアキンに感動して、スカイウォードソード始めました。
◆まきさん
こんばんは。
今週は夏至も過ぎて、日の入りも19時を過ぎても明るい時間が続いてわくわくしてます!やっぱりお日様パワーは偉大だなと感じます。
そんな今週のNEWS、読み応えたっぷりだなぁと思いました。そして思ったのが会社でも応用できるなってこと。前デの活動っていろんなところで会社に転用できますよね。新しいツールだったり、制作の仕方だったり。物理的なことで転用可能なイメージはあったのですが、今日の神さまのNEWSを読んで、コミュニケーションの取り方も対象なんだと思いました。4月から部署移動をしたんですが、なんとなくなんかスッキリしない部分があったんですね。でもこれを読んで気づきました。グルーミングが足りてないんだと!笑
前の部署ではそれを念頭に置いてたはずなのに、新しい業務を覚えることにいっぱいでグルーミングを前より怠ってたように思います。そう考えると前デのプロジェクトがうまく回るのがより一層納得ですよね!
そしてグルーミングのおかずは神さまが話してくれているようにたくさんありますが、明日はなんと定例会。
これは感想を語り合うにしても とても良いおかずな予感。ぜひ定例会に参加して(現地が無理でも後日アップされるアーカイブをみて)、語り合いましょう〜♪
◆三浦
コミュニティの運営をやらせていただくにあたり、「けんすうさんの考え方」を参考にさせていただくことが多いです。今回もそれを題材にNEWSを書かせていただきました。
「意識してやっているもの」「そうでないもの」どちらもあると思うのですが、前デは比較的そういった「セオリー」をしっかり守って運営されているなーと感じています。
このあたりは、室長の前田さんやCCO(チーフコミュニティオフィサー)の浜田さんがいろいろ考えて工夫してくださっている部分が大きいですし、歴代の運営チーム(現コミュマネチーム)のみんなが知恵を出し合って改善してきた部分でもあります。
これらは前デの大きな財産だと思っていますので、たまにこうやって言語化して、皆さんにもお伝えできたらいいなと考えています。
◆浜田綾さん
「作る」だけじゃなくて「遊ぶ」もおすすめ
三浦さんが書いてくれた「グルーミング型」のコミュニケーションについて。私も結構ここを大事にしていると気付かされました。
私はこれまでプロジェクトリーダーや運営チームでも長く活動していて、要はゴリゴリ活動することもやってるんですが、同時に結構遊びもしてます。
ただ好きなものを語るだけの会とか、ただお酒飲むだけの会をアトリエでやったり、飯行かない?とか最近だとクリエイティ部での集まりに参加したり。前デのメンバーってものづくりとかクリエイティブなことが好きな人が多いから、つまり価値観が似てる傾向にあるんですよね。そういう友達と遊ぶのってめちゃくちゃ貴重な時間です。
前デに入ったなら、プロジェクトはもちろんですが、他愛もないアトリエの集まりとか、ご飯会とか三浦さんが今回書いてくれた「グルーミング型」のコミュニケーションをぜひ楽しんでみてほしいです。
そういう意味では、定例会の後の二次会も私は結構好きな時間です。定例会の感想をつまみに話をするのは最高ですよ。そして明日は定例会です!前デメンバーの枠もまだあります、ぜひ来れる人は会いたいです。そしてよかったら二次会でもお話しましょう。
◆前田高志室長(マエディ)
(今週は前田さんのコメントはお休みです🍵)