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【速報レポート】作家・はあちゅう×デザイナー・前田高志が語る!装丁デザインとは

こんにちは!
前田デザイン室、大久保です。

2019年初めての定例会は東京開催。

しかも、今回は昨年末脱社畜サロンと合併したての#はあちゅうサロン」との合同定例会!

さらに、
イベントのデザイン関係は「#ゆるきりデザイン」、当日の動画配信は「 #やわラボ(やわらかいライブ配信ラボ)」が引き受けてくださるなど、
サロン祭りのような非常に豪華な会となりました!

今回のテーマは「装丁デザイン」

装幀 (そうてい、装丁)とは
一般的には本を綴じて表紙などをつける作業を指す。広義には、カバー、表紙、見返し、扉、帯、外箱のある本は外箱のデザイン、また製本材料の選択までを含めた、造本の一連の工程またはその意匠を意味する。
(wikipediaより引用)

これまで数々の著書を執筆し、作家として活躍しながら装丁に携わってきたはあちゅうさん。

そしてこの度、板垣雄吾さん『やりたくないことはやらなくていい』発刊をきっかけに、デザイナーとして兼ねてからの夢であった書籍の装丁を手がけることになった前田さん。

それぞれの立場から本の「装丁」に関して、今回熱い想いを聞くことができました!


今回のイベントでのトーク内容

●はあちゅうさん著作の装丁について
●前田さんの「装丁」プロセス
●はあちゅうさんの「デザイナーに望むこと」
●漫画の話


はあちゅうさん著作の装丁について

これまで多くの著作を世に送り出してきた、はあちゅうさん。
その中で、著者としての装丁への想い、出版までのプロセスやそれに伴う困難などを、実際の著書を例にしながらお話しいただきました。

実際に発刊された書籍の装丁を見ながらの説明に参加者はどんどん引き込まれていきます。

なかなか知ることのできない「装丁」への想い。
なぜそのデザインになったのか。
どうやってそのデザインまでたどり着いたのか。

言葉ではなく「デザイン」として表現されているからこそ、今回のような装丁にまつわるエピソードを聞くことは非常に貴重な機会です。

その一冊に込めた想いや伝えたいメッセージを知った上で装丁を改めて見つめてみると、「この本と一緒に過ごして欲しい」という著者の愛情をより一層感じることができました。


前田さんの「装丁」プロセス

デザイナーとしての数々の実績を誇りながらも、今回初めて書籍の装丁を手がける前田さん。
「デザイナー」としての装丁への想いは、著者の視点とはまた少し違った部分もあるようです。

前田さんの考える「装丁」は
1:〇〇だから
2:モノ感
3:著者や編集者のテンションが上がるか
4:ほんとしての機能の最大化
5:デザイナーのアート欲

というもの。

これまで様々なデザインを手がけてきたからこそ、そしてデザイナー「前田高志」だからこそ生み出せるデザインとともに、その本の魅力を引き出したい。そんな想いが感じられました。

板垣雄吾さんの『やりたくないことはやらなくていい』(幻冬舎)は3月27日出版予定です。

本の内容はもちろん、どのような装丁になるかも注目ですね!


はあちゅうさんの「デザイナーに望むこと」

装丁とともに、それを手がけるデザイナーについての想いも話してくださった、はあちゅうさん。
広告会社で働いていた自らの経験を元にしたデザインへの考えには、クリエイター集団・前田デザイン室のメンバーも頷くばかり。

装丁は本にとっての顔であり、読者と著者が出会えるかの運命の分かれ目です。言葉を紡いだうえで、表紙という見える形でどう表現するか。
そしてそれをデザイナーへ伝え、どこまで叶えることができるか。
期待するからこそ、正直にデザイナーと一冊の本を作り上げていく姿が話の中から感じられました。

デザインに対する考えは、前田さんも感心するほど。
これまで「アートディレクター」としての視点を持ちながら手がけてきたはあちゅうさんの書籍装丁は、眺めれば眺めるほど引き込まれていくものがありました。

デザイン、そして本の装丁への想いが重なり、お二人だからこそ生まれた時間でした。


漫画の話

41歳新人漫画家として、歩き始めた前田さん。
そしてSNSで公開していた『旦那観察日記』(スクウェア・エニックス)が漫画として書籍化されることになった、はあちゅうさん。

お互いの、漫画を描き始めたきっかけ、漫画への想いは、全く異なるものでした。

長年の夢を叶えるために少しずつ動き始めた前田さん。
一方で、漫画を書いてわずか半年で書籍化となったはあちゅうさん。

自分が書いた漫画を他人へ見せることへの考え方も全く異なり、「漫画」というコンテンツを通して人間らしさが感じられた瞬間でした。


最後は恒例の・・・

装丁をメインに、デザインや漫画へと話題が広がったイベントはあっという間の2時間でした。

予定していたテーマにも全て触れることができ、そのままイベントは終了かと思いきや・・・。

最後は、前田デザイン室にとっては恒例の「お手紙」の時間です。

突然の「お手紙」タイムにも優しく聞いてくださったはあちゅうさん。

イベントの中での言葉にも触れながら「1年後に、はあちゅうさんのおかげで描けましたと言えるように頑張ります」と前田さんは伝えます。

最後は、お互いに漫画家としての成功へエールを送り合い、イベントは終了しました。


イベント終了後は、合同での懇親会を開催!
普段接点の少ない他サロンの方との交流は、それぞれのサロンの個性が見られ、合同イベントだからこその盛り上がりが感じられました。


今回のイベント内容は、後日改めて詳細を記事として更新予定です。

はあちゅうさん、前田さんのそれぞれの想いをぜひお楽しみに!


記事 :大久保 忠尚
写真 :Hayao Kimura
バナー:#ゆるきりデザイン
監修 :浜田 綾

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