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『ぬけだ荘』制作レポート~みんな現状から抜け出したいんだ!~

「クリエイティブを楽しみたい」という人たちが集まるオンラインサロンの前田デザイン室。

日々、Facebookグループ内で色んな出来事が投稿され、色んな人たちがやり取りしているコミュニティの様子を見て、前田デザイン室の室長である前田高志さんが、あることに気づきました。

「クリエイティブなスキルを身につけて、現状の仕事場から抜け出したい!」という人が多い。

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そんな悩みを持つ人たちのために、現状からぬけだしたい人の人生を動かすことを支援するプロジェクトとして生まれたのが、『ぬけだ荘プロジェクト』。


プロジェクトリーダーには、プロジェクト発足のきっかけを作ったロールモデルのももねさん。プロジェクトリーダーには、ふじっこさんが中心となって、7月公開予定の紹介webページを現在作成中です。


今回、ぬけだ荘プロジェクトのデザイン担当であるヒロムが、Web作成の道のりと裏話をお届けします!


まずは、「コンセプト」という土台作り

4月に前田さんの呼びかけで始まり、何度かZOOMで顔合わせをしつつ、お互いの悩みや今後のプロジェクトの展開についてなど、ぬけだしたい人同士の交流を深めていく事から始めました。


5月22日から本格的に、Webサイト作成に有志メンバーが動き出す。

Web作成リーダーのYUCCAさんが、勤務先でも利用しているという、インセプションデッキというものを用いて『ぬけだ荘』の目的と方針を決めていく作業を提案してくださいました。


これの何が凄いかって、『Figma』というツールを使えば、一つの画面上にメンバーそれぞれが同時に付箋のような物に意見を書き込み、貼り付けながら作業出来るんですよ。
このツールを知った時は、オンラインの可能性を知り、鳥肌が立ちましたね。

FigmaとZOOMを使って、慣れない作業でありながらも盛り上がりを見せるミーティングに。


ミーティングではまず、Webページ作成メンバーの意思統一する事が何かを決めるところから始まりました。

それぞれのプロジェクトに対する想いを言葉にしていく。
・前田デザイン室を知ってもらいたい
・お互いを鼓舞し合える、メンバー同士の繋がりを増やしたい
・定期的に自己の振り返りをしていきたい
・ロールモデルを見つけやすくしたい

などなど…

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作成メンバーもどうにかしたいという想いが強くて、意見がドンドン飛んできました。


みんなの意見をまとめると、
「個人が抱えている悩みを仲間と鼓舞し合い、前田デザイン室という媒体を利用して外へ発信していく。」となりました。
そこから更に、プロジェクトの一部である。Webページをどうゆう位置づけにしていくのかをみんなで深く考えていきました。


最終的に、ぬけだ荘のWebページの今後の在り方として、

ぬけだ荘の住人にとってのツールであり、前田デザイン室の抜け出したい人向けのぬけだ荘webは、個々が活動して行く様を伝えるwebサイト。
これは 住人が横のつながりを感じることができ、FBやDiscordとは違って、住人の情報がまとまっており、プロジェクトの現状わかるようになっている。仲間はもとより、周りの見ている人も巻き込み、共感を得て盛り上がればなおよし。

というカタチに決定。

土台作りだけでミーティング時間の半分以上使うことに。
でも、これから始まるプロジェクトに全員がワクワクと熱意に満ち溢れてました。


タスクチェック!

目的とコンセプトが決まれば、公開までに必要なタスクと役割分担を決めていきます。付箋形式にすると、全体が可視化されて見やすいので価値観の共有がしやすく、何をどうしていけば良いのかがスムーズに決まっていった印象でした。

7月1日公開に向けて必要な役割をそれぞれ決めていきました。
・Webページを作るコーディングチーム
・Webの素材を作るデザインチーム
・Webページに記載するキャッチを考えるライティングチーム
・外へ情報発信していくプロモーション隊

基本的なやり取りは、Discordというチャットアプリを利用してやり取りをしていきます。

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前田デザイン室の凄いところは、クリエイティブスキルをそれぞれ持ち合わせているメンバーが多く、オンラインサロン内で全て解決してしまうんです。過去のプロジェクトを見てもらえると、その凄さが分かります。

5月末から本格的に動き出し、公開まで約1ヶ月ちょっとしかないという、鬼スケジュール。スケジュール管理がとても重要になってくるので、はやぶささんが前田デザイン室プロジェクトの初心者とは思えないほどのスピードで、タスク設定やスケジュール管理をして下さいました。

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実は、Web作成のディレクションは初めてだったらしい…。
(緊張感を見せないのがマジで凄い)


更には、ミーティングに参加出来なかった人達のためにも、あゆみさんがグラレコを描いて下さり、全員で頑張ろうという雰囲気に。

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過去にも前田デザイン室のイベントなどでグラレコを書いてくださる事が多いんですが、見やすくて分かりやすい。そして、なにより可愛い!
1~2時間ぐらいのミーティングの間に仕上げる能力が半端ない。


捨てる事を覚悟せよ!

Webに必要な素材として出てきたのが、
・一番注意を引き付けるTOP画
・回覧板をモチーフにした住民名簿
・掲示板をモチーフにした活動報告
・お手紙をイメージした管理人からのメッセージ
・デフォルトアイコン画像

とやる事はさまざま。

Web作成リーダーのYUCCAさんが、まずはTOP画を含めて仮のWebサイトを制作して世界観をメンバーに共有。

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コーディングチームのWeb環境を整えるスピードが早くて、驚かされます。
その早さゆえに、チームメンバーのろばさん、みこまさん、YUCCAさんの3人の女性達を『Webちゃきちゃき3人娘』と例えられるほどに…

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作:あゆみさん

とにかく可愛い…。
ちなみに、みこまさんはWebだけでなく、イラストも描けちゃう凄い人。
前田さんの「ふじっこちゃんを高橋留美子風に描いてよ」というリクエストに難なく答える仕事人。

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ぬけだ荘の管理人でもある、ふじっこさんを『めぞん一刻』のキャラを参考にしたくて前田さんが発言したらしい・・・。

こういった細かい気づかいがメンバー全員のモチベーションアップに繋がり、作業スピードやチームワークが高まっていたんだと思います。
作成メンバーは、みんな愛にあふれている人たちばかりです。


そこから世界観に基づいてデザイン担当のメンバーが、それぞれ素材を作成していく。

ぬけだ荘記事

デザインのテーマは
「シンプルかつ、昭和感+古いアパートにあるような雰囲気を出す」

リーダーのYUCCAさんから丁寧なフィードバックを貰いながら、さらに試行錯誤を繰り返していく…。

フィードバック

他のメンバーも気づいたことがあればコメントしてくれるし、そこからヒントが生まれて良い物が生まれる。

Webページのサンプルを作成し、メンバー全員で意見交換をしつつ、世界観の確認をしていきました。
出来ること、出来ないことを明確にしながらクオリティを上げていく。


もちろん、意見の中で没になるものもしばしば。
前田デザイン室を意識したけど、ドット絵は世界観に合わないという事で没になったり、足跡を用いたGIFアニメーションも意図が伝わりにくいという事で没になったりと、良いものを作るには捨てる覚悟も必要だと知ったプロジェクトでした。

没案

※没になったドット住人キャラ

前田さんにチェックしてもらう日まで密にやりとりしながら、作業を進めていきました。


たぬき誕生

全体の80%が完成している状態で、チェックして下さった前田さんから、「初めて訪れた人でも一撃で分かるようにしたい」というコメント。
そこから案として出してくださったキーワードが「たぬき」

抜け出す=人生が変わる=化ける=たぬき
という意味。

「なるほど!」とメンバー全員がヒントを貰い、さらに思考を巡らせる。
YUCCAさんが、爆速でキャラクターを描き上げて下さる。

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めっちゃ可愛すぎません?
前田デザイン室のイメージを意識していたドット絵を使うことをやめて、たぬきをメインにwebページを作成していきました。

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※サンプル案

ただいま大きな壁に激突中

Webページのデザインは大詰めになってきていますが、あともう一押しが足りない状況です。
知らない人に、ぬけだ荘の世界観を視覚的に伝える難しさに、メンバー全員が頭を抱えて悩んでます。

クオリティと作業効率を天秤にかけつつ、最善の方法を模索する毎日。
忙しい中での作業でも、初対面とは思えないぐらいにメンバー全員が活き活きとしています。
公開まであと少しですが、「人生を変えていきたい!」と思っている人達のためにも、全力で頑張っていきますので、もうしばらくお待ちください。

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『ぬけだ荘』が気になる方は、ぜひ前田デザイン室へ!


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